有明海の干潮と満潮の海面差は6m。これほど差のある海は大変珍しく、他の海にはいないおもしろい生き物がたくさんいる。しかも、それが全てうまいのだ。色んな料理法を編み出した先人たちの知恵に感謝。 有明海には“ここにしかない”食べ物がいっぱい。世にも大変珍しい魚介類がたくさん採れる。わけ、うみたけ、わらすぼ、めかじゃ、えつ、むつごろう、たいらぎ…、その数は枚挙にいとまがない。その中でも、“わらすぼ”は、その風貌が映画「エイリアン」を彷彿とさせる。一見グロテスクだが、味噌炊きや甘辛く煮ると大変美味なのだ。筑後文化村では、「干しわらすぼ」を販売。見かけはグロいが、いいダシが出る美味しい素材として重宝されている。このように姿、形からは想像できぬほど美味しく、珍味として喜ばれているものが多い。筑後地域の清流で取れるハヤ、コブナなどの川魚を砂糖、醤油、みりん、水あめ等を加えて長時間煮込んだ珍味もなつかしい味。ひと口食べれば、口の中に磯の香りと旨味が広がり、ご飯やお酒がすすむ。先人たちが絶やすことなく伝えてきた古里の味を、ぜひアナタの食卓で味わってみてほしい。